第258回安全大会
「キリン原宿本社ビルリニューアル工事の建築」鹿島建設の安全作業ルールの紹介

1.可搬式作業台の正しい使用方法
鹿島建設の現場は、そのビデオを鹿島建設さんからお借りして見てもらいました。ほとんどの現場では、脚立作業が原則禁止になっている中で、可搬式作業台の転落事故などが増えてきているためだそうです。

2.カッターナイフを使う作業
鹿島建設では、カッターナイフを使うときは、切創防止手袋(軍手のようなものですが、刃をあてがっても切れない繊維でできています)を、必ず着用しなければいけないことになっています。

3.上を向いて行う作業
鹿島建設では、上を向いてする作業については、すべて保護メガネを着用することになっております。その中で天井内配線も例外ではなく保護メガネを装着して天井内配線することになっております。(ただし、メガネをかけている人は、保護メガネをしなくてもよい)

4.天井ボードのダウンライトの開口
通常、廻し引きを使って開口しますが、それだと、既設の配線も一緒に切ってしまう恐れがある(実際にあった)ので、極力、フリーホルソーなどの専用の工具(天井内に刃が出過ぎないもの)を使うよう指導を受けた。

三信ボイス
全国安全週間は7月1日から7月7日迄ですが、今月は全国安全週間の準備月間で各事業所や作業所では色々な行事が行われる。この全国安全週間は昭和3年に第1回全国安全週間が開催されて戦時中も途切れることも無く行われ、今年で80回を迎える。本年度のスローガンは『組織で進めるリスクの低減、今一度確認しよう安全職場』がテーマです。労働災害発生状況は各業種共減少傾向であるが比率的には、建設業は34.5%で相変わらず第一位を占めている。6月に入り北海道を除く列島各地は梅雨入りしたが、降雨量が少なく早くも水不足が心配だと報道されて一週間もしない内に九州南部や西日本に、集中豪雨の為河川の氾濫や土砂崩れ等で家屋の倒壊、JRの脱線が発生した。今まで水不足を心配していたのに。場所によっては一時間の降雨量が85ミリと言う大雨が降ったとの事。毎年の事ながら自然災害の脅威は防ぐ事は出来ないのだろうか。あるコメンテーター曰く地球温暖化や自然を無視してコンクリートで固めた事も原因の一つでは無いかと述べている、だとすると人災といえるのでは無いだろうか。今年の安全週間の標語をもじって『国・地方自治体で進めるリスクの提言今一度確認しよう安全国土』としたいと思うのは私だけでしょうか。梅雨といえば蒸し暑い日が続き、いよいよ熱中症の季節です。熱中症は炎天下だけではなく梅雨時でも発症することが多いので、我々建設業に従事する作業員は特に気をつけましょう。

ご安全に・・・