第258回安全大会
安全講話の要約

今回の信友会・東京三信電機の安全大会は、9月10日港区商工会館で安全品質管理部長程田敏郎様をお招きして「エラー防止について」安全講話をいただきました。講話の内容を要約しますと、「エラーとは」作業標準や各種のルールを何気なく無視をし、エラーになる要因を作り出す。(気づかないうちに起こしてしまう。)定められた規則やルールに従った行動をせず、エラーになる要因を作り出す。人間の特性(近道行動・面倒くさい、楽をしたい、深く考えないで行動する。)

(エラーを起こしやすい状況)

1)確実な作業より早さをもてはやす

2)危険の認識が希薄になる

3)危険の度合いを甘く評価する

4)自分の能力を過信する

5)組織に安全重視の考えが薄い

「エラーを起こす要因」は、組織に関するもの、人間関係に関するもの、心理状態によるもの、身体的によるもの、等が考えられる。

人間の記憶の特徴は

(1)記憶できる情報が極めて少なく、待続時間が短い
  (約20秒位)・・・鶏は三歩歩くと忘れると云う。

(2)復習することで、長時間保存が可能となる。

(3)長い間使用しないと、記憶が失われたり、変形する。

(4)確かに知っているはずなのに、どうしても思い出せない等があると云う。

次の絵を見て考えてください。

①A・Bどちらが正しいか、考えてください。(道路標識)



②次の絵は何に見えますか?



いずれの絵も錯覚や見方の違いを表現したものです。

30分の講演があっと云う間に過ぎ参加者全員が聞き入りました。
 
三信ボイス
9月に入り、猛暑だった8月に比べやっと平年の気温になり若干すごしやすくなったと思ったら、再び猛暑の連続で秋が恋しい今日この頃。今月は、皆様ご存知のとおり全国労働衛生週間の準備月間です。各職場や現場で色々な行事が行われていると思います。毎年成人病検診や健康診断を受診されているが再検査の結果が出ても中々再検査を受診しない人が多いような気がする。再検査を受診しない人の理由を聞くと、仕事が忙しい・面倒くさい等の声を聞く。一つの理由としては、結果が怖い・不安だと思い受診しないケースがあると思う。仕事が忙しいからといって受診しなければ、いずれは仕事に穴を開けて大勢の人に迷惑をかけることになる。この人が管理職ならなおさらだ。最近の新聞報道を見ると、安部総理がこれに当てはまると思う。7月の参議員選に負けても続投宣言をして第二次改造内閣発足させ、所信表明を行い代表質問の衆議院本会議の直前に辞意を表明した。新聞報道では色々な理由が書かれているが、最大の理由は体調不良だと思う。辞意表明した当日病院に入院した事は皆様ご存知の事だと思う。その結果は皆様ご存知のとおり。体調管理をもっと早く処置するか、もっと早く辞意表示すればこの様な事態は防げたと思うのは私だけではないと思う。管理職・企業の役員・政治家・ましてや総理大臣では体調管理を確実に行い、早めの報告が最小の事態で済ますことが出来ると思います。今回の場合は最悪のケースだと思う人は大勢いると思います。

ご安全に・・・