安全講話の要約
今回の信友会・東京三信電機の安全大会は、9月10日港区商工会館で安全品質管理部長程田敏郎様をお招きして「エラー防止について」安全講話をいただきました。講話の内容を要約しますと、「エラーとは」作業標準や各種のルールを何気なく無視をし、エラーになる要因を作り出す。(気づかないうちに起こしてしまう。)定められた規則やルールに従った行動をせず、エラーになる要因を作り出す。人間の特性(近道行動・面倒くさい、楽をしたい、深く考えないで行動する。)
(エラーを起こしやすい状況)
1)確実な作業より早さをもてはやす
2)危険の認識が希薄になる
3)危険の度合いを甘く評価する
4)自分の能力を過信する
5)組織に安全重視の考えが薄い
「エラーを起こす要因」は、組織に関するもの、人間関係に関するもの、心理状態によるもの、身体的によるもの、等が考えられる。
人間の記憶の特徴は
(1)記憶できる情報が極めて少なく、待続時間が短い
(約20秒位)・・・鶏は三歩歩くと忘れると云う。
(2)復習することで、長時間保存が可能となる。
(3)長い間使用しないと、記憶が失われたり、変形する。
(4)確かに知っているはずなのに、どうしても思い出せない等があると云う。
次の絵を見て考えてください。
①A・Bどちらが正しいか、考えてください。(道路標識)
②次の絵は何に見えますか?
いずれの絵も錯覚や見方の違いを表現したものです。
30分の講演があっと云う間に過ぎ参加者全員が聞き入りました。