今回の安全大会は、りそな総合研究所株式会社 コンサルティング部 プリンシパルコンサルタント
茨木豊彦先生をお招きして、「コーチングの効果的な進め方」について講演をして頂きました。
概 要
不況の今を生き抜く為に、自立した人材を育成していくには、コーチング技法が最適である。
その為には、どのような手法でコーチングをするか?
コーチングを行う上での留意すべき事とは何か?
「教える」から、「気付かせる」へ。
講 演 状 況
要点を資料にまとめて頂き、その資料を元に非常にわかりやすく説明をして頂きました。
その中で、印象に残った言葉を紹介します。
「やってみせ、言って聞かせて、させて見せ、ほめてやらねば人は動かじ」
日本人は人を褒めることが苦手な人種のようですが、モチベーションを保ったり、
コミュニケーションを図る上でとても大切な事です。
日常の作業の中で、若い人達に仕事を教える立場の人も居ますが、そういった立場の方達は
熱心に聞き入っていたようです。
また、そんな日常の中で部下や後輩に接する機会があれば今回の講演での話を思い出し、
「教える」のではなく、「気付かせる」よう色々と試してみては如何でしょうか?
いつもと違う相手の側面を見られるかも知れませんし、いつもと違う自分に気付くかも知れません。
そうしてお互いに成長する事で、会社としても大きくなっていけるのではないでしょうか。
コーチングとは
・ コーチングはマンツーマンで行なわれる。
・ コーチングとは「コーチとのコミュニケーションによってやりたいこと、
なりたい自分になるための行動を気づかせてもらうこと」である。
コーチングの手順
第1段階 : 聞く(傾聴)
・・・相手が思っていること、感じていることを何でも話してもらい、それに対して聞くというスキル。
第2段階 : 認める(ほめる)
・・・ 相手の意見や考え方について認める。励ます場合もある。
第3段階 : 質問する
・・・ 相手が自ら考えて答えを導き出せるように仕向けていくように質問を行なう。
・・・ 気づきを与える質問をする。
第4段階 : 答えを導く
・・・ 相手から答えを引き出す。
第5段階 : 提案する
・・・ 押し付けない。
■ 安全衛生委員会 ■
・ 三大災害撲滅キャンペーン(毎月テーマを決めて災害ゼロを目指す)
墜落災害・・・5月、9月、1月
感電災害・・・6月、8月、10月、12月、2月
機械災害・・・7月、11月
・ 施設事故について
「言いました」、「書きました」、「言っておきました」で終わらないように、
仕事全般において意識を持って行動すること。また、作成した書類をどのように活用して行けば良いか、
仕事として成果に繋げるようどうすればよいかを考えて行動する習慣を身に付けて下さい。
・ 平成24年度 全国安全衛生週間
準備月間 6月
本週間 7月1日〜7月7日
安全スローガン 「ルールを守る安全職場、皆で目指すゼロ災害」
・ 熱中症
毎年6月頃から熱中症災害が発生しています。
昨年は、6件の熱中症災害がありました。
職長さんが、朝のKYやTBMで作業員1人1人の目をみて声を掛けて返事を
もらうような形を取って下さい。